岐阜市のお宅の剪定。
何年か手入れできず期間が開いているとのことで、チラシを見てお電話くださったとのこと。
談志と迷って志ん朝の落語を聞きながら作業。静かな住宅街に談志のだみ声はちょっと気後れする。
一人で作業していると時間が分からなくなるので20分~40分の演目が多い落語は時計代わりの意味合いもある
ラジオでもいいんだけどサイズやその他条件でiPodより作業しながらに合うものがラジオではなかなか見つからない
松が枝が混み過ぎて日陰になり中枝枯れこんでいた。
台杉があるお庭は割とこの辺りでは珍しい。独特の仕立ては松とはまた違った日本風の庭の雰囲気が出る。
台杉があるお宅が少ないから案外剪定の仕方を知らない職人も多く、やりがちな失敗が芯を止めてしまう事。
この台杉も芯が止めてある頭があった。止めてないものもあって、なぜそんなことになるのか……二人でこの小さな台杉に掛かるとも思えない……謎。
通りがかったお婆さんに声を掛けられる。
「それは何の木?」「これは杉。こうやって仕立ててあるだけで杉の木だよ。台杉っていう仕立て方の杉の木」
えらく感心してらした。
大きな庭ではないが、施主さんが大事にしてらっしゃるのが感じられる庭でした。
何年か手入れが開いたという割には刈り物も伸び放題という事も無く。手が届くものは出来るだけ御自分で手を入れられていたのだと思う。
しかし写真がほんと下手だなあ……逆光で暗い。写真を撮る習慣が無いのも考え物。そんな時間があるなら作業をと思ってしまうが
より俯瞰できるからこれからはもうちょっと意識して写真撮る様にしよう
枯れを除去し整枝。枝がぽつぽつと分けられているだけで棚に作り込まれていなかったからほぼ作り直しに近い
そういった剪定には今は時期的にも悪くないからいらない枝、使えない枝を外して中芽も必要ならどんどん掛ける
これから先何年かかけて作り込んでいく。ただこの松は案外早く整うと思う
凄く喜んでもらえた。また年一回くらいでお願いすると言われ、気になるようになったら電話してくださいと言ったらお任せしますのでいつでもいいからあなたの都合の良い時に来てくださいと言われた
電話はしにくいものなのかな?押し売りみたいになってしまうのが気に掛かってなかなかこっちからというのも気が引けるが……まあ近くを通ったときにでも様子を見に来て相談しよう
そして翌日に他所の消毒と施肥のついでにお邪魔して消毒施肥をサービス。ほんとついでのサービスなので無料でいいと言うがなかなか引き下がって貰えず、じゃあせめてこれをと栄養ドリンクを貰った
前日のブログを今書いているわけで。この剪定をした当日、つまり昨日は花粉がひどかった