多治見市で打合せ、お昼から岐阜に戻り剪定の予定があいにくの天気。
お昼からは降ると言っていた予報が的中。
天気予報も良くない方の天気は当たらなくていいのに。
打合せのあとに以前作業した現場を見に行ってみました。
多治見市の美術館。作業前の写真。
何年も伸びていたもので、出来るだけ小さくという事で枝打ち、整枝剪定。
樫系特有の真っ直ぐな枝の伸びで上へ上へ高く伸びていた。
手入れの期間が開いていただけに欲しいところに枝が出ていなく、しかも出来るだけ小さくしてほしいとのことで多少苦労する。
勢いの強い樫などの木は剪定の期間が開いてしまうと勢いで上へ上へ伸ばして先端にしか葉がないと言うように間延びしがち。
手入れの期間が数年単位で開いていたこと、小さくしてほしいというご希望の二つの条件を考えるとまずまずの出来では。
剪定前は葉が生い茂り、光が入らないので中の方は枝が枯れこんでいたがその割に格好がついた方。
理想を言えば段階的な剪定、今回はもう一回り大きいところで剪定しておけば自然に枝の残るハラリとした仕上がりになるところ。
ですがまあ施主さんのご希望に沿って、自分としても条件のある中でも納得のいく仕上がりなので良しとしましょう。
すぐに芽吹きの春だという事もあり強めに整姿。これはこれで正解だと思う。
美術館という事で駐車場、枝が伸び垂れてしまいお客さんが駐車する邪魔になるという事もあり、どちらかと言えば木の姿の良さよりも実用的な剪定。
ゴミが満載で処分場まで4車往復、休憩時間、お昼休みを返上して運搬しました。
前は急いでいる時はご飯も食べずに作業するのがしょっちゅうだったのですが今はサッと食べるだけ食べて作業に戻る様にしています。
その方が何も食べないよりやはり体力の持ちがよく、食べる時間を差し引いても結局のところ時間的な作業効率がいい。
終わると5時過ぎ、真冬なら真っ暗になっているところですがまだ明るく季節の変化を感じました。
数年越しの剪定、というより枝打ちという事で、ゴミも大量に出ることもありどうしても少し普通の剪定より値段が掛かってしまいましたが喜んでもらえました。
とりあえず今回は予算の都合もあり半分ほど、特に大きく厄介なものを優先してということ。
大物は概ね片付けてしまったので、あと何本か大きなものありますが全体で見れば本数ほどの手間は掛からないでしょう。
ご実家の剪定も頼まれているので出来るだけ早くお邪魔しなければ。
もし鬱蒼とした庭木の強い切り戻し、枝打ちが必要なら夏になる前、早めに剪定しておいた方がいいです。
まず夏の台風に煽られる事と、夏暑くなって生い茂ってからでは強い日差しで木が痛みやすく、枝葉が多く落とされて裸になれば日陰を作るために無理をして枝葉を出そうとします。
夏に向けて早めに散髪、というくらいが人も木も日焼けしないのでいいですね。