大垣市のご新規様の剪定
忙しすぎたとはいえ更新が滞りすぎ
梅雨明け頃から日曜日もほぼ休みなく働いていたので、雪が降って困ったが諦めて休まざるを得ないので良い方に捉えよう
ありがたいことに新規のお客さまからご依頼が多い一年だった
今日のお客様、これまで頼んでいた庭師さんが高齢のため引退し、シルバーにも頼んでみたがやっぱり…とのこと
シルバーはちゃんと勉強した人とそうでない人の差が激しい
各地域の造園屋の親方衆が奉仕作業として一日講習に行ってシルバーの作業員さんに教えたりといった程度で、正直それで…というのが正直なところ
僕らでもそうだけど教えられたことだけじゃなくその先を自分で追及していかないと、とても一人前、となるまではなかなか行きませんが、まともに使えるようにはならない
たぶんこれは職人だけの話では無いでしょう
整えて、また芽を増やして作り直していく
張り出し過ぎたので小さく戻してほしいという生垣の刈り込みも、大きくなり過ぎたものを段階を経て徐々に徐々に思う形に近づけていく
特に松の木は、毎年少しづつ。一年で一気に強引に直すとはいかない
よく言われる事ですが「忙しい」とは心を亡くすと書く
自分のやっている仕事は忙しい、からと心を亡くしていい仕事ではない
自分らにとって何百軒のうちの一つの庭でも、お客さんにとっては大事なひとつだけの庭なんだぞ
と他所の若い衆に言ったことがある
三島由紀夫の「葉隠入門」をいま読んでいて、そんなことを思い出した
その心構えを常に心に置いておきたい